2016年 第14週 (4月4日〜4月10日) 2016年4月13日現在

 2016年第14週の定点当たり報告数は7.02(患者報告数34,672人)となり、前週の定点当たり報告数11.20よりも減少した。都道府県別では福井県(15.44)、新潟県(14.51)、鹿児島県(13.00)、青森県(12.66)、秋田県(12.44)、岩手県(12.06)、愛媛県(11.98)、石川県(11.19)、宮城県(10.92)、高知県(10.79)の順となっており、全47都道府県で前週の報告数よりも減少がみられた。
 全国の保健所地域で警報レベルを超えているのは113箇所(31道府県)であり、注意報レベルを超えている保健所地域は16箇所(11府県)であった。
 定点医療機関からの報告をもとに、定点以外を含む全国の医療機関をこの1週間に受診した患者数を推計すると約39万人(95%信頼区間:35〜43万人)となり、前週の推計値(約62万人)よりも減少した。年齢別では、5〜9歳が約6万人、0〜4歳、30代、40代がそれぞれ約5万人、50代が約4万人、10〜14歳、20代、60代、70歳以上がそれぞれ約3万人、15〜19歳が約2万人の順となっている。また、2015年第36週以降これまでの累積の推計受診者数は約1,541万人となった。
 基幹定点からのインフルエンザ患者の入院報告数は351例であり、前週(490例)から減少した。46都道府県から報告があり、年齢別では0歳(24例)、1〜9歳(98例)、10代(14例)、20代(7例)、30代(5例)、40代(7例)、50代(12例)、60代(42例)、70代(52例)、80歳以上(90例)であった。
 国内のインフルエンザウイルスの検出状況をみると、直近の5週間(2016年第10週〜2016年第14週)ではB型の検出割合が最も多く、次いでAH1pdm09、AH3亜型の順であった。
 詳細は国立感染症研究所ホームページ(http://www.nih.go.jp/niid/ja/flu-map.html)を参照されたい。



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