2016年 第11週 (3月14日〜3月20日) 2016年3月23日現在

 2016年第11週の定点当たり報告数は21.13(患者報告数104,107人)となり、前週の定点当たり報告数28.20よりも減少した。都道府県別では愛媛県(35.66)、北海道(31.79)、高知県(30.79)、福井県(29.75)、山形県(28.54)、宮城県(28.43)、福岡県(28.31)、宮崎県(28.20)、長野県(27.76)、愛知県(27.74)、沖縄県(26.98)、鹿児島県(26.89)、石川県(26.48)、山口県(26.09)、徳島県(25.89)の順となっており、3道県で前週の報告数よりも増加がみられ、44都府県で前週の報告数よりも減少がみられた。
 全国の保健所地域で警報レベルを超えているのは437箇所(47都道府県)であり、注意報レベルを超えている保健所地域は62箇所(31都道府県)であった。
 定点医療機関からの報告をもとに、定点以外を含む全国の医療機関をこの1週間に受診した患者数を推計すると約105万人(95%信頼区間:96〜114万人)となり、前週の推計値(約135万人)よりも減少した。年齢別では、5〜9歳が約25万人、10〜14歳が約16万人、0〜4歳が約13万人、40代が約11万人、30代が約10万人、50代が約7万人、15〜19歳、20代、60代がそれぞれ約6万人、70歳以上が約5万人の順となっている。また、2015年第36週以降これまでの累積の推計受診者数は約1,368万人となった。
 基幹定点からのインフルエンザ患者の入院報告数は684例であり、前週(932例)から減少した。47都道府県から報告があり、年齢別では0歳(28例)、1〜9歳(223例)、10代(55例)、20代(10例)、30代(12例)、40代(19例)、50代(27例)、60代(58例)、70代(93例)、80歳以上(159例)であった。
 国内のインフルエンザウイルスの検出状況をみると、直近の5週間(2016年第7週〜2016年第11週)ではAH1pdm09の検出割合が多く、次いでB型、AH3亜型の順であった。
 詳細は国立感染症研究所ホームページ(http://www.nih.go.jp/niid/ja/flu-map.html)を参照されたい。



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