2016年 第08週 (2月22日〜2月28日) 2016年3月2日現在

 2016年第8週の定点当たり報告数は36.12(患者報告数178,685人)となり、前週の定点当たり報告数37.16よりも減少した。都道府県別では愛知県(54.31)、愛媛県(53.10)、鹿児島県(49.53)、石川県(48.94)、山口県(47.48)、岐阜県(46.95)、高知県(46.81)、宮崎県(46.81)、福岡県(46.25)、福井県(46.22)、沖縄県(45.91)、三重県(45.58)、奈良県(43.44)、広島県(42.42)、大分県(42.36)、兵庫県(40.83)、山梨県(40.30)、長野県(40.02)の順となっており、23県で前週の報告数よりも増加がみられ、24都道府県で前週の報告数よりも減少がみられた。
 全国の保健所地域で警報レベルを超えているのは442箇所(47都道府県)であり、注意報レベルを超えている保健所地域は94箇所(38都道府県)であった。
 定点医療機関からの報告をもとに、定点以外を含む全国の医療機関をこの1週間に受診した患者数を推計すると約179万人(95%信頼区間:166〜193万人)となり、前週の推計値(約186万人)よりも減少した。年齢別では、5〜9歳が約42万人、10〜14歳が約25万人、0〜4歳が約23万人、30代が約19万人、40代が約18万人、50代が約13万人、20代が約12万人、60代が約10万人、15〜19歳が約9万人、70歳以上が約8万人の順となっている。また、2015年第36週以降これまでの累積の推計受診者数は約950万人となった。
 基幹定点からのインフルエンザ患者の入院報告数は1,351例であり、前週(1,377例)から減少した。47都道府県から報告があり、年齢別では0歳(97例)、1〜9歳(509例)、10代(81例)、20代(19例)、30代(40例)、40代(46例)、50代(44例)、60代(132例)、70代(164例)、80歳以上(219例)であった。
 国内のインフルエンザウイルスの検出状況をみると、直近の5週間(2016年第4週〜2016年第8週)ではAH1pdm09の検出割合が多く、次いでB型、AH3亜型の順であった。
 詳細は国立感染症研究所ホームページ(http://www.nih.go.jp/niid/ja/flu-map.html)を参照されたい。



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