2016年 第07週 (2月15日〜2月21日) 2016年2月24日現在

 2016年第7週の定点当たり報告数は37.16(患者報告数184,176人)となり、前週の定点当たり報告数39.97よりも減少した。都道府県別では愛知県(55.52)、広島県(46.93)、石川県(45.27)、山口県(44.94)、鹿児島県(44.46)、沖縄県(44.12)、山梨県(43.68)、福井県(43.53)、三重県(42.46)、愛媛県(42.21)、福岡県(41.95)、長崎県(41.90)、静岡県(41.85)、長野県(41.43)、岐阜県(41.38)、佐賀県(41.00)、宮崎県(40.81)、香川県(40.60)、埼玉県(40.59)の順となっており、21府県で前週の報告数よりも増加がみられ、26都道府県で前週の報告数よりも減少がみられた。
 全国の保健所地域で警報レベルを超えているのは424箇所(47都道府県)であり、注意報レベルを超えている保健所地域は118箇所(40都道府県)であった。
 定点医療機関からの報告をもとに、定点以外を含む全国の医療機関をこの1週間に受診した患者数を推計すると約186万人(95%信頼区間:171〜200万人)となり、前週の推計値(約205万人)よりも減少した。年齢別では、5〜9歳が約41万人、0〜4歳、10〜14歳がそれぞれ約24万人、30代が約21万人、40代が約20万人、20代、50代がそれぞれ約13万人、60代が約11万人、15〜19歳、70歳以上がそれぞれ約9万人の順となっている。また、2015年第36週以降これまでの累積の推計受診者数は約771万人となった。
 基幹定点からのインフルエンザ患者の入院報告数は1,349例であり、前週(1,445例)から減少した。全47都道府県から報告があり、年齢別では0歳(116例)、1〜9歳(465例)、10代(60例)、20代(17例)、30代(22例)、40代(40例)、50代(61例)、60代(140例)、70代(177例)、80歳以上(251例)であった。
 国内のインフルエンザウイルスの検出状況をみると、直近の5週間(2016年第3週〜2016年第7週)ではAH1pdm09の検出割合が多く、次いでB型、AH3亜型の順であった。
 詳細は国立感染症研究所ホームページ(http://www.nih.go.jp/niid/ja/flu-map.html)を参照されたい。



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