2016年 第06週 (2月8日〜2月14日) 2016年2月17日現在

 2016年第6週の定点当たり報告数は39.97(患者報告数197,956人)となり、前週の定点当たり報告数34.66よりも増加した。都道府県別では愛知県(58.50)、沖縄県(50.81)、埼玉県(49.13)、福岡県(48.08)、岐阜県(46.86)、福井県(46.69)、千葉県(46.39)、長崎県(46.21)、山梨県(45.63)、神奈川県(45.61)、大分県(44.02)、広島県(43.64)、長野県(43.35)、北海道(42.97)、佐賀県(42.82)、大阪府(41.26)、静岡県(41.10)、山口県(41.10)、鹿児島県(41.00)の順となっており、43府県で前週の報告数よりも増加がみられ、4都道県で前週の報告数よりも減少がみられた。
 全国の保健所地域で警報レベルを超えているのは377箇所(46都道府県)であり、注意報レベルを超えている保健所地域は159箇所(44都道府県)であった。
 定点医療機関からの報告をもとに、定点以外を含む全国の医療機関をこの1週間に受診した患者数を推計すると約205万人(95%信頼区間:189〜221万人)となり、前週の推計値(約164万人)よりも増加した。年齢別では、5〜9歳が約46万人、0〜4歳が約27万人、10〜14歳が約26万人、30代が約25万人、40代が約24万人、50代が約15万人、20代が約14万人、60代が約11万人、15〜19歳、70歳以上がそれぞれ約9万人の順となっている。また、2015年第36週以降これまでの累積の推計受診者数は約585万人となった。
 基幹定点からのインフルエンザ患者の入院報告数は1,437例であり、前週(1,123例)から増加した。全47都道府県から報告があり、年齢別では0歳(114例)、1〜9歳(482例)、10代(67例)、20代(26例)、30代(33例)、40代(55例)、50代(65例)、60代(154例)、70代(193例)、80歳以上(248例)であった。
 国内のインフルエンザウイルスの検出状況をみると、直近の5週間(2016年第2週〜2016年第6週)ではAH1pdm09の検出割合が多く、次いでB型、AH3亜型の順であった。
 詳細は国立感染症研究所ホームページ(http://www.nih.go.jp/niid/ja/flu-map.html)を参照されたい。



詳細     CSV形式


流行レベルマップの見方
     


Copyright ©2004-2008 Infectious Disease Surveillance Center All Rights Reserved.