2016年 第05週 (2月1日〜2月7日) 2016年2月10日現在

 2016年第5週の定点当たり報告数は34.66(患者報告数171,570人)となり、前週の定点当たり報告数22.57よりも増加した。都道府県別では神奈川県(48.95)、埼玉県(47.52)、愛知県(45.24)、千葉県(44.91)、福岡県(44.40)、北海道(43.75)、沖縄県(42.03)、新潟県(41.39)、東京都(39.43)、長崎県(39.41)、山口県(38.42)、茨城県(37.61)、大分県(37.59)、山梨県(36.33)、広島県(35.10)の順となっており、全47都道府県で前週の報告数よりも増加がみられた。
 全国の保健所地域で警報レベルを超えているのは275箇所(41都道府県)であり、注意報レベルを超えている保健所地域は241箇所(47都道府県)であった。
 定点医療機関からの報告をもとに、定点以外を含む全国の医療機関をこの1週間に受診した患者数を推計すると約164万人(95%信頼区間:150〜177万人)となり、前週の推計値(約107万人)よりも増加した。年齢別では、5〜9歳が約40万人、0〜4歳、10〜14歳がそれぞれ約22万人、40代が約19万人、30代が約18万人、20代、50代がそれぞれ約11万人、15〜19歳、60代がそれぞれ約8万人、70歳以上が約6万人となっている。また、2015年第36週以降これまでの累積の推計受診者数は約380万人となった。
 基幹定点からのインフルエンザ患者の入院報告数は1,117例であり、前週(744例)から増加した。全47都道府県から報告があり、年齢別では0歳(75例)、1〜9歳(468例)、10代(69例)、20代(17例)、30代(23例)、40代(35例)、50代(48例)、60代(101例)、70代(122例)、80歳以上(159例)であった。
 国内のインフルエンザウイルスの検出状況をみると、直近の5週間(2016年第1週〜2016年第5週)ではAH1pdm09の検出割合が多く、次いでB型、AH3亜型の順であった。
 詳細は国立感染症研究所ホームページ(http://www.nih.go.jp/niid/ja/flu-map.html)を参照されたい。



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