2016年 第04週 (1月25日〜1月31日) 2016年2月3日現在

 2016年第4週の定点当たり報告数は22.57(患者報告数111,738人)となり、前週の定点当たり報告数10.56よりも増加した。都道府県別では新潟県(39.44)、沖縄県(34.29)、福岡県(31.88)、神奈川県(31.64)、埼玉県(30.30)、千葉県(29.16)、愛知県(28.49)、北海道(27.15)、茨城県(26.73)、東京都(25.98)、岐阜県(24.32)、山口県(23.43)、長崎県(23.13)、山梨県(22.60)の順となっており、全47都道府県で前週の報告数よりも増加がみられた。
 全国の保健所地域で警報レベルを超えているのは111箇所(28都道府県)であり、注意報レベルを超えている保健所地域は339箇所(45都道府県)であった。
 定点医療機関からの報告をもとに、定点以外を含む全国の医療機関をこの1週間に受診した患者数を推計すると約107万人(95%信頼区間:98〜116万人)となり、前週の推計値(約52万人)よりも増加した。年齢別では、5〜9歳が約27万人、10〜14歳が約15万人、0〜4歳が約14万人、30代、40代がそれぞれ約12万人、20代、50代がそれぞれ約7万人、15〜19歳、60代がそれぞれ約5万人、70歳以上が約3万人となっている。また、2015年第36週以降これまでの累積の推計受診者数は約216万人となった。
 基幹定点からのインフルエンザ患者の入院報告数は739例であり、前週(461例)から増加した。46都道府県から報告があり、年齢別では0歳(50例)、1〜9歳(272例)、10代(44例)、20代(12例)、30代(17例)、40代(26例)、50代(34例)、60代(71例)、70代(93例)、80歳以上(120例)であった。
 国内のインフルエンザウイルスの検出状況をみると、直近の5週間(2015年第53週〜2016年第4週)ではAH1pdm09の検出割合が多く、次いでB型、AH3亜型の順であった。
 詳細は国立感染症研究所ホームページ(http://www.nih.go.jp/niid/ja/flu-map.html)を参照されたい。



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