2016年 第01週 (1月4日〜1月10日) 2016年1月13日現在

 第20161週の定点当たり報告数は2.02(患年者報告数9,964人)となり、2015/2016年シーズンで初めて全国的な流行開始の指標である1.00を上回った。都道府県別では沖縄県(8.19)、秋田県(7.85)、新潟県(5.73)、北海道(4.84)、千葉県(2.49)、福島県(2.47)、岩手県(2.40)、鳥取県(2.31)、茨城県(2.29)、青森県(2.18)、滋賀県(2.17)、岐阜県(2.13)、埼玉県(2.06)の順となっており、全47都道府県で前週の報告数よりも増加がみられた。
 全国の保健所地域で警報レベルを超えているのは1箇所(1道)であり、注意報レベルを超えている保健所地域は6箇所(4道県)であった。
 定点医療機関からの報告をもとに、定点以外を含む全国の医療機関をこの1週間に受診した患者数を推計すると約13万人(95%信頼区間:12〜14万人)となり、前週の推計値(約6万人)よりも増加した。年齢別では、20代、30代、40代がそれぞれ約2万人、0〜4歳、5〜9歳、10〜14歳、15〜19歳、50代、60代、70歳以上がそれぞれ約1万人となっている。また、2015年第36週以降これまでの累積の推計受診者数は約34万人となった。
 基幹定点からのインフルエンザ患者の入院報告数は169例であり、前週(55例)より増加した。39都道府県から報告があり、年齢別では0歳(11例)、1〜9歳(46例)、10代(3例)、20代(4例)、30代(3例)、40代(11例)、50代(13例)、60代(21例)、70代(18例)、80歳以上(39例)であった。
 国内のインフルエンザウイルスの検出状況をみると、直近の5週間(2015年第50週〜2016年第1週)ではAH3亜型、AH1pdm09の検出割合がほぼ同程度で、次いで、B型の順であった。
 詳細は国立感染症研究所ホームページ(http://www.nih.go.jp/niid/ja/flu-map.html)を参照されたい。



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