2015年 第53週 (12月28日〜1月3日) 2016年1月7日現在

 2015年第53週の定点当たり報告数は0.89(患者報告数4,290人)となり、前週の定点当たり報告数0.76よりも増加した。
 都道府県別では秋田県(7.55)、沖縄県(6.09)、北海道(2.71)、福島県(1.87)、新潟県(1.76)、滋賀県(1.58)、岐阜県(1.37)、茨城県(0.97)、長崎県(0.97)、京都府(0.95)、愛知県(0.93)の順となっている。31道府県で前週の報告数よりも増加がみられたが、14都県では前週の報告数よりも減少がみられた。
 全国の保健所地域で警報レベルを超えている保健所地域はなかったが、注意報レベルを超えている保健所地域は6箇所(4道府県)であった。
 定点医療機関からの報告をもとに、定点以外を含む全国の医療機関をこの1週間に受診した患者数を推計すると約6万人(95%信頼区間:6〜7万人)となり、前週の推計値(約4万人)よりも増加した。年齢別では、5〜9歳、20代、30代、40代、50代がそれぞれ約1万人となっている。また、2015年第36週以降これまでの累積の推計受診者数は約21万人となった。
 基幹定点からのインフルエンザ患者の入院報告数は54例であり、前週(41例)より増加した。22都道府県から報告があり、年齢別では0歳(3例)、1〜9歳(28例)、10代(2例)、20代(1例)、50代(5例)、60代(2例)、70代(2例)、80歳以上(11例)であった。
 国内のインフルエンザウイルスの検出状況をみると、直近の5週間(2015年第49週〜2015年第53週)ではAH3亜型、AH1pdm09、B型の検出割合がほぼ同程度であった。
 詳細は国立感染症研究所ホームページ(http://www.nih.go.jp/niid/ja/flu-map.html)を参照されたい。



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