2015年 第52週 (12月21日〜12月27日) 2016年1月5日現在

 2015年第52週の定点当たり報告数は0.76(患者報告数3,734人)となり、前週の定点当たり報告数0.46よりも増加した。
 都道府県別では秋田県(6.65)、沖縄県(2.74)、北海道(2.35)、新潟県(1.87)、福島県(1. 43)、岡山県(0.85)、兵庫県(0.84)、徳島県(0.84)、和歌山県(0.82)の順となっている。39都道府県で前週の報告数よりも増加がみられたが、8県では前週の報告数よりも減少がみられた。
 全国の保健所地域で警報レベルを超えている保健所地域はなかったが、注意報レベルを超えている保健所地域は2箇所(1県)であった。
 定点医療機関からの報告をもとに、定点以外を含む全国の医療機関をこの1週間に受診した患者数を推計すると約4万人となり、前週の推計値(約2万人)よりも増加した。また、2015年第36週以降これまでの累積の推計受診者数は約15万人となった。
 基幹定点からのインフルエンザ患者の入院報告数は41例であり、第51週(25例)より増加した。22都道府県から報告があり、年齢別では0歳(3例)、1〜9歳(13例)、10代(3例)、20代(2例)、30代(1例)、40代(1例)、50代(2例)、60代(4例)、70代(4例)、80歳以上(8例)であった。
 国内のインフルエンザウイルスの検出状況をみると、直近の5週間(2015年第48週〜2015年第52週)ではAH3亜型の検出割合がやや多く、次いでAH1pdm09、B型の順であった。
 詳細は国立感染症研究所ホームページ(http://www.nih.go.jp/niid/ja/flu-map.html)を参照されたい。



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