2015年 第49週 (11月30日〜12月6日) 2015年12月9日現在

 2015年第49週の定点当たり報告数は0.21(患者報告数1,043人)となり、前週の定点当たり報告数0.17よりも増加した。
 都道府県別では沖縄県(0.95)、北海道(0.73)、秋田県(0.61)、富山県(0.48)、愛知県(0.45)、群馬県(0.36)、岡山県(0.33)、福岡県(0.33)、福島県(0.31)、新潟県(0.30)の順となっている。25都道府県で前週の報告数よりも増加がみられたが、20県では前週の報告数よりも減少がみられた。
 全国の保健所地域で警報レベル、注意報レベルを超えている保健所地域はなかった。
 定点医療機関からの報告をもとに、定点以外を含む全国の医療機関をこの1週間に受診した患者数を推計すると約1万人となり、前週の推計値(約1万人)と同程度であった。また、2015年第36週以降これまでの累積の推計受診者数は約7万人となった。
 基幹定点からのインフルエンザ患者の入院報告数は14例であり、第48週(17例)より減少した。9都道県から報告があり、年齢別では0歳(1例)、1〜9歳(2例)、10代(1例)、30代(1例)、40代(1例)、60代(2例)、70代(2例)、80歳以上(4例)であった。
 国内のインフルエンザウイルスの検出状況をみると、直近の5週間(2015年第45週〜2015年第49週)ではAH3亜型の検出割合がやや高く、次いでB型、AH1pdm09の順であった。
 詳細は国立感染症研究所ホームページ(http://www.nih.go.jp/niid/ja/flu-map.html)を参照されたい。



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