2015年 第48週 (11月23日〜11月29日) 2015年12月2日現在

 2015年第48週の定点当たり報告数は0.17(患者報告数831)となり、前週の定点当たり報告数0.19と同程度であった。
 都道府県別では沖縄県(1.10)、富山県(0.44)、愛知県(0.38)、福岡県(0.36)、高知県(0.35)、福島県(0.32)、岐阜県(0.32)、秋田県(0.30)の順となっている。21道府県で前週の報告数よりも増加がみられたが、23都府県では前週の報告数よりも減少がみられた。  
 全国の保健所地域で警報レベル、注意報レベルを超えている保健所地域はなかった。
 定点医療機関からの報告をもとに、定点以外を含む全国の医療機関をこの1週間に受診した患者数を推計すると約1万人となり、前週の推計値(約1万人)と同程度であった。また、2015年第36週以降これまでの累積の推計受診者数は約6万人となった。
 基幹定点からのインフルエンザ患者の入院報告数は17例であり、第47週(17例)と同数であった。14都道府県から報告があり、年齢別では0歳(2例)、1〜9歳(2例)、40代(1例)、60代(1例)、70代(5例)、80歳以上(6例)であった。
 国内のインフルエンザウイルスの検出状況をみると、直近の5週間(2015年第44週〜2015年第48週)ではAH3亜型の検出割合がやや高く、次いでB型、AH1pdm09の順であったが、全体の傾向は明らかではない。
 詳細は国立感染症研究所ホームページ(http://www.nih.go.jp/niid/ja/flu-map.html)を参照されたい。



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