2015年 第47週 (11月16日〜11月22日) 2015年11月25日現在

 2015年第47週の定点当たり報告数は0.19(患者報告数919)となり、前週の定点当たり報告数0.14よりも増加した。
 都道府県別では沖縄県(1.03)、秋田県(0.46)、福井県(0.44)、群馬県(0.32)、広島県(0.30)、福岡県(0.30)、静岡県(0.29)、愛知県(0.29)、兵庫県(0.28)、東京都(0.24)の順となっている。31都府県で前週の報告数よりも増加がみられたが、12道府県では前週の報告数よりも減少がみられた。
 全国の保健所地域で警報レベル、注意報レベルを超えている保健所地域はなかった。
 定点医療機関からの報告をもとに、定点以外を含む全国の医療機関をこの1週間に受診した患者数を推計すると約1万人となり、前週の推計値(約1万人)と同程度であった。また、2015年第36週以降これまでの累積の推計受診者数は約5万人となった。
 基幹定点からのインフルエンザ患者の入院報告数は17例であり、第46週(18例)より減少した。13都道県(1都1道11県)から報告があり、年齢別では0歳(1例)、1〜9歳(4例)、10代(1例)、30代(1例)、50代(2例)、70代(3例)、80歳以上(5例)であった。
 国内のインフルエンザウイルスの検出状況をみると、直近の5週間(2015年第43週〜2015年第47週)ではAH3亜型、AH1pdm09、B型の検出割合はほぼ同程度であった。
 詳細は国立感染症研究所ホームページ(http://www.nih.go.jp/niid/ja/flu-map.html)を参照されたい。



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