2015年 第16週 (4月13日〜4月19日) 2015年4月22日現在

 2015年第16週の定点当たり報告数は2.06(患者報告数10,185)となり、前週の定点当たり1.57よりも増加した。都道府県別では沖縄県(7.36)、山形県(6.15)、福島県(4.35)、富山県(4.10)、新潟県(3.91)、佐賀県(3.87)、岡山県(3.81)、岩手県(3.65)、石川県(3.50)、鳥取県(3.24)、高知県(3.23)、福井県(3.03)の順となっており、42都道府県で前週の報告数よりも増加がみられ、5県で前週の報告数よりも減少がみられた。
 全国の保健所地域で警報レベルを超えているのは3箇所(3都県)であり、注意報レベルを超えている保健所地域は9箇所(9県)であった。
 定点医療機関からの報告をもとに、定点以外を含む全国の医療機関を、この1週間に受診した患者数を推計すると約10万人(95%信頼区間:9〜12万人)となり、前週の推計値(約9万人)より増加した。年齢別では、5〜9歳、10〜14歳がそれぞれ約2万人、0〜4歳、15〜19歳、20代、30代、40代、50代、60代、70歳以上がそれぞれ約1万人の順となっている。また、2014年第36週以降これまでの累積の推計受診者数は約1,479万人となった。
 基幹定点からのインフルエンザ患者の入院報告数は88例であり、第15週(78例)より増加した。33道府県から報告があり、年齢別では0歳(7例)、1〜9歳(16例)、10代(6例)、20代(1例)、30代(6例)、50代(2例)、60代(12例)、70代(10例)、80歳以上(28例)であった。
 国内のインフルエンザウイルスの検出状況をみると、直近の5週間(2015年第12週〜2015年第16週)ではB型の検出割合が最も多く、次いでAH3亜型、AH1pdm09の順となっている。
 詳細は国立感染症研究所ホームページ(http://www.nih.go.jp/niid/ja/flu-map.html)を参照されたい。



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