2015年 第14週 (3月30日〜4月5日) 2015年4月8日現在

 2015年第14週の定点当たり報告数は2.14(患者報告数10,547)となり、第4週の定点当たり報告数39.42をピークとして10週連続で減少した。
 都道府県別では岡山県(5.18)、高知県(4.92)、沖縄県(4.90)、鳥取県(4.34)、福島県(3.71)、富山県(3.65)、山形県(3.63)、新潟県(3.56)、石川県(3.54)、山梨県(3.53)の順となっており、4県で前週の報告数よりも増加がみられ、2県で増減なし、41都道府県で前週の報告数よりも減少がみられた。
 全国の保健所地域で警報レベルを超えているのは1箇所(1県)であり、注意報レベルを超えている保健所地域は3箇所(3県)であった。
 定点医療機関からの報告をもとに、定点以外を含む全国の医療機関を、この1週間に受診した患者数を推計すると約13万人(95%信頼区間:11〜14万人)となり、前週の推計値(約13万人)と同程度であった。年齢別では、5〜9歳、30代、40代がそれぞれ約2万人、0〜4歳、10〜14歳、15〜19歳、20代、50代、60代、70歳以上がそれぞれ約1万人の順となっている。また、2014年第36週以降これまでの累積の推計受診者数は約1,460万人となった。
 基幹定点からのインフルエンザ患者の入院報告数は125例であり、第13週(108例)より増加した。1都1道2府30県から報告があり、年齢別では0歳(1例)、1〜9歳(25例)、10代(3例)、20代(1例)、30代(2例)、40代(2例)、50代(3例)、60代(15例)、70代(22例)、80歳以上(51例)であった。
 国内のインフルエンザウイルスの検出状況をみると、直近の5週間(2015年第10週〜2015年第14週)ではAH3亜型の検出割合が最も多く、次いでB型、AH1pdm09の順となっている。
 詳細は国立感染症研究所ホームページ(http://www.nih.go.jp/niid/ja/flu-map.html)を参照されたい。



詳細     CSV形式


流行レベルマップの見方
     


Copyright ©2004-2008 Infectious Disease Surveillance Center All Rights Reserved.