2015年 第10週 (3月2日〜3月8日) 2015年3月11日現在

 2015年第10週の定点当たり報告数は4.32(患者報告数21,323)となり、第4週の定点当たり報告数39.42をピークとして6週連続で減少した。
 都道府県別では高知県(9.90)、大分県(7.59)、岩手県(7.42)、北海道(7.19)、福井県(7.00)、山形県(6.56)、新潟県(6.47)、石川県(6.27)、愛媛県(6.15)、沖縄県(6.10)の順となっており、1県で前週の報告数よりも増加がみられたが、46都道府県では前週の報告数よりも減少がみられた。
 全国の保健所地域で警報レベルを超えているのは22箇所(1道13県)であり、注意報レベルを超えている保健所地域は15箇所(1道1府7県)であった。
 定点医療機関からの報告をもとに、定点以外を含む全国の医療機関を、この1週間に受診した患者数を推計すると約21万人(95%信頼区間:19〜24万人)となり、前週の推計値(約30万人)より減少した。年齢別では、5〜9歳が約4万人、10〜14歳、40代が約3万人、0〜4歳、20代、30代、50代、70歳以上がそれぞれ約2万人、15〜19歳、60代がそれぞれ約1万人となっている。また、2014年第36週以降これまでの累積の推計受診者数は約1,395万人となった。
 基幹定点からのインフルエンザ患者の入院報告数は257例であり、第9週(313例)より減少した。1道1都2府40県から報告があり、年齢別では0歳(9例)、1〜9歳(31例)、10代(8例)、20代(1例)、30代(6例)、40代(6例)、50代(7例)、60代(22例)、70代(54例)、80歳以上(113例)であった。
 国内のインフルエンザウイルスの検出状況をみると、直近の5週間(2015年第6週〜2015年第10週)ではAH3亜型の検出割合が最も多く、次いでB型、AH1pdm09の順となっている。
 詳細は国立感染症研究所ホームページ(http://www.nih.go.jp/niid/ja/flu-map.html)を参照されたい。



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