2015年 第09週 (2月23日〜3月1日) 2015年3月4日現在

 2015年第9週の定点当たり報告数は5.88(患者報告数29,059)となり、第4週の定点当たり報告数39.42をピークとして5週連続で減少した。
 都道府県別では高知県(14.15)、福井県(10.81)、新潟県(10.38)、大分県(9.50)、岩手県(9.48)、秋田県(9.48)、北海道(9.39)、沖縄県(8.48)の順となっており、全47都道府県で前週の報告数よりも減少がみられた。
 全国の保健所地域で警報レベルを超えているのは63箇所(1道 25県)であり、注意報レベルを超えている保健所地域は19箇所(1道1府10県)であった。
 定点医療機関からの報告をもとに、定点以外を含む全国の医療機関を、この1週間に受診した患者数を推計すると約30万人(95%信頼区間:27〜34万人)となり、前週の推計値(約42万人)より減少した。年齢別では、5〜9歳が約6万人、10〜14歳が約4万人、0〜4歳、30代、40代、70歳以上がそれぞれ約3万人、15〜19歳、20代、50代、60代がそれぞれ約2万人となっている。また、2014年第36週以降これまでの累積の推計受診者数は約1,374万人となった。
 基幹定点からのインフルエンザ患者の入院報告数は313例であり、第8週(402例)より減少した。1道1都2府40県から報告があり、年齢別では0歳(15例)、1〜9歳(58例)、10代(7例)、20代(3例)、30代(4例)、40代(5例)、50代(12例)、60代(28例)、70代(51例)、80歳以上(130例)であった。
 国内のインフルエンザウイルスの検出状況をみると、直近の5週間(2015年第5週〜2015年第9週)ではAH3亜型の検出割合が最も多く、次いでB型、AH1pdm09の順となっている。
 詳細は国立感染症研究所ホームページ(http://www.nih.go.jp/niid/ja/flu-map.html)を参照されたい。



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