2015年 第08週 (2月16日〜2月22日) 2015年2月25日現在

 2015年第8週の定点当たり報告数は8.26(患者報告数40,817)となり、第4週の定点当たり報告数39.42をピークとして4週連続で減少した。
 都道府県別では福井県(19.69)、高知県(17.21)、沖縄県(14.53)、大分県(14.22)、新潟県(13.39)、鹿児島県(12.75)、岩手県(12.49)、石川県(12.48)、山口県(12.00)、の順となっており、全47都道府県で前週の報告数よりも減少がみられた。
 全国の保健所地域で警報レベルを超えているのは152箇所(1道1都2府37県)であり、注意報レベルを超えている保健所地域は18箇所(1道 8県)であった。
 定点医療機関からの報告をもとに、定点以外を含む全国の医療機関を、この1週間に受診した患者数を推計すると約42万人(95%信頼区間:38〜46万人)となり、前週の推計値(約59万人)より減少した。年齢別では、5〜9歳が約8万人、10〜14歳が約6万人、0〜4歳、30代がそれぞれ約5万人、40代、70歳以上がそれぞれ約4万人、20代、50代、60代がそれぞれ約3万人、15〜19歳が約2万人となっている。また、2014年第36週以降これまでの累積の推計受診者数は約1,344万人となった。
 基幹定点からのインフルエンザ患者の入院報告数は399例であり、第7週(550例)より減少した。1道1都2府42県から報告があり、年齢別では0歳(20例)、1〜9歳(69例)、10代(8例)、20代(4例)、30代(14例)、40代(10例)、50代(13例)、60代(39例)、70代(65例)、80歳以上(157例)であった。
 国内のインフルエンザウイルスの検出状況をみると、直近の5週間(2015年第4週〜2015年第8週)ではAH3亜型の検出割合が最も多く、次いでB型、AH1pdm09の順となっている。
 詳細は国立感染症研究所ホームページ(http://www.nih.go.jp/niid/ja/flu-map.html)を参照されたい。



詳細     CSV形式


流行レベルマップの見方
     


Copyright ©2004-2008 Infectious Disease Surveillance Center All Rights Reserved.