2015年 第07週 (2月9日〜2月15日) 2015年2月18日現在

 2015年第7週の定点当たり報告数は12.15(患者報告数60,030)となり、第4週の定点当たり報告数39.42をピークとして3週連続で減少した。都道府県別では福井県(23.44)、新潟県(21.57)、大分県(20.62)、沖縄県(20.03)、鹿児島県(19.89)、高知県(19.35)、岩手県(17.43)、愛知県(17.36)、山口県(17.29)、の順となっており、全47都道府県で前週の報告数よりも減少がみられた。
 全国の保健所地域で警報レベルを超えているのは281箇所(1道1都2府42県)であり、注意報レベルを超えている保健所地域は36箇所(1道1都2府15県)であった。
 定点医療機関からの報告をもとに、定点以外を含む全国の医療機関を、この1週間に受診した患者数を推計すると約59万人(95%信頼区間:54〜64万人)となり、前週の推計値(約91万人)より減少した。年齢別では、5〜9歳が約11万人、10〜14歳が約9万人、0〜4歳が約7万人、30代、40代がそれぞれ約6万人、70歳以上が約5万人、20代、50代がそれぞれ約4万人、15〜19歳、60代がそれぞれ約3万人となっている。また、2014年第36週以降これまでの累積の推計受診者数は約1,302万人となった。
 基幹定点からのインフルエンザ患者の入院報告数は547例であり、第6週(806例)より減少した。全47都道府県から報告があり、年齢別では0歳(30例)、1〜9歳(101例)、10代(20例)、20代(4例)、30代(12例)、40代(6例)、50代(19例)、60代(45例)、70代(92例)、80歳以上(218例)であった。
 国内のインフルエンザウイルスの検出状況をみると、直近の5週間(2015年第3週〜2015年第7週)ではAH3亜型の検出割合が最も多く、次いでB型、AH1pdm09の順となっている。
 詳細は国立感染症研究所ホームページ(http://www.nih.go.jp/niid/ja/flu-map.html)を参照されたい。



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