2015年 第05週 (1月26日〜2月1日) 2015年2月4日現在

 2014/2015年シーズンのインフルエンザの定点当たり報告数は2014年第42週以降増加が続いていたが、2015年第1週には一旦減少した。第1週以降は再び増加し、第4週までは増加が続いていたが、第5週の定点当たり報告数は29.11(患者報告数144,063)となり、前週の定点当たり報告数39.42よりも減少した。都道府県別では大分県(58.50)、鹿児島県(53.12)、山口県(51.72)、宮崎県(50.39)、新潟県(49.38)、沖縄県(47.83)、愛知県(45.00)、石川県(43.35)、福井県(42.06)、佐賀県(41.92)、熊本県(40.06)、福岡県(38.43)、長崎県(37.64)、高知県(37.31)、長野県(35.74)、岡山県(35.69)、の順となっており、3道県で前週の報告数よりも増加がみられたが、44都府県では前週の報告数よりも減少がみられた。
 全国の保健所地域で警報レベルを超えているのは416箇所(全47都道府県)であり、注意報レベルを超えている保健所地域は114箇所(1道1都2府26県)であった。
 定点医療機関からの報告をもとに、定点以外を含む全国の医療機関を、この1週間に受診した患者数を推計すると約135万人(95%信頼区間:126〜144万人)となり、前週の推計値(約192万人)より減少した。年齢別では、5〜9歳が約29万人、10〜14歳が約22万人、0〜4歳が約16万人、30代が約14万人、40代が約13万人、70歳以上が約11万人、20代が約9万人、50代が約8万人、15〜19歳、60代がそれぞれ約7万人となっている。また、2014年第36週以降これまでの累積の推計受診者数は約1,152万人となった。
 基幹定点からのインフルエンザ患者の入院報告数は1,078例であり、第4週(1,680例)より減少した。47都道府県から報告があり、年齢別では0歳(67例)、1〜9歳(205例)、10代(45例)、20代(15例)、30代(9例)、40代(22例)、50代(38例)、60代(70例)、70代(180例)、80歳以上(427例)であった。
 国内のインフルエンザウイルスの検出状況をみると、直近の5週間(2015年第1週〜2015年第5週)ではAH3亜型の検出割合が最も多く、次いでB型、AH1pdm09の順となっている。
 詳細は国立感染症研究所ホームページ(http://www.nih.go.jp/niid/ja/flu-map.html)を参照されたい。



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