2015年 第04週 (1月19日〜1月25日) 2015年1月28日現在

 2014/2015年シーズンのインフルエンザの定点当たり報告数は2014年第42週以降増加が続いていたが、2015年第1週には一旦減少した。第1 週以降は再び増加し、第4週には定点当たり報告数は39.42(患者報告数195,025)となり、前週の定点当たり報告数37.00よりも増加した。 都道府県別では宮崎県(86.05)、鹿児島県(78.59)、山口県(75.12)、熊本県(71.68)、大分県(71.57)、佐賀県(70.03)、沖縄県(65.16)、福井県(63.31)、愛知県(60.98)、福岡県(60.72)、岡山県(58.98)、長崎県(57.64)、石川県(53.60)、高知県(51.08)の順となっており、31都道府県で前週の報告数よりも増加がみられたが、16府県では前週の報告数よりも減少がみられた。
 全国の保健所地域で警報レベルを超えているのは414箇所(全47都道府県)であり、注意報レベルを超えている保健所地域は123箇所(1道1都2府27県)であった。
 定点医療機関からの報告をもとに、定点以外を含む全国の医療機関を、この1週間に受診した患者数を推計すると約192万人(95%信頼区間:179〜205万人)となり、前週の推計値(約201万人)より減少した。年齢別では、5〜9歳が約39万人、10〜14歳が約31万人、0〜4歳が約22万人、30代が約19万人、40代、70歳以上がそれぞれ約17万人、20代が約13万人、50代が約12万人、15〜19歳が約11万人、60代が約10万人となっている。また、2014年第36週以降これまでの累積の推計受診者数は約1,017万人となった。
 基幹定点からのインフルエンザ患者の入院報告数は1,644例であり、第3週(1,797例)より減少した。47都道府県から報告があり、年齢別では0歳(112例)、1〜9歳(323例)、10代(45例)、20代(14例)、30代(27例)、40代(25例)、50代(45例)、60代(141例)、70代(253例)、80歳以上(659例)であった。
 国内のインフルエンザウイルスの検出状況をみると、直近の5週間(2014年第52週〜2015年第4週)ではAH3亜型の検出割合が最も多く、次いでB型、AH1pdm09の順となっている。
 詳細は国立感染症研究所ホームページ(http://www.nih.go.jp/niid/ja/flu-map.html)を参照されたい。



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