2015年 第03週 (1月12日〜1月18日) 2015年1月21日現在

 2014/2015年シーズンのインフルエンザの定点当たり報告数は2014年第42週以降増加が続いていたが、2015年第1週には一旦減少した。第2週には再び増加し、第3週には定点当たり報告数は37.00(患者報告数183,087)となり、前週(定点当たり報告数33.28)よりも増加した。都道府県別では宮崎県(99.58)、沖縄県(84.78)、熊本県(73.59)、佐賀県(69.74)、大分県(66.47)、鹿児島県(59.97)、愛知県(59.39)、岡山県(59.21)、福岡県(59.08)、長崎県(57.60)、福井県(56.81)、山口県(54.74)、静岡県(50.80)の順となっており、36府県で前週の報告数よりも増加がみられたが、11都道府県では前週の報告数よりも減少がみられた。
 全国の保健所地域で警報レベルを超えているのは396箇所(全47都道府県)であり、注意報レベルを超えている保健所地域は141箇所(1道1都2府27県)であった。
 定点医療機関からの報告をもとに、定点以外を含む全国の医療機関を、この1週間に受診した患者数を推計すると約201万人(95%信頼区間:188〜214万人)となり、前週の推計値(約206万人)と同程度であった。年齢別では、5〜9歳が約31万人、10〜14歳が約24万人、30代が約23万人、0〜4歳、40代が約それぞれ約21万人、20代、70歳以上がそれぞれ約20万人、50代が約15万人、15〜19歳が約13万人、60代が約12万人、となっている。また、2014年第36週以降これまでの累積の推計受診者数は約825万人となった。
 基幹定点からのインフルエンザ患者の入院報告数は1,750例であり、第2週(1,793例)より減少した。47都道府県から報告があり、年齢別では0歳(79例)、1〜9歳(308例)、10代(49例)、20代(28例)、30代(25例)、40代(44例)、50代(65例)、60代(153例)、70代(303例)、80歳以上(696例)であった。
 国内のインフルエンザウイルスの検出状況をみると、直近の5週間(2014年第51週〜2015年第3週)ではAH3亜型の検出割合が最も多く、次いでB型、AH1pdm09の順となっている。
 詳細は国立感染症研究所ホームページ(http://www.nih.go.jp/niid/ja/flu-map.html)を参照されたい。



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