2015年 第02週 (1月5日〜1月11日) 2015年1月14日現在

 2014/2015年シーズンのインフルエンザの定点当たり報告数は2014年第42週以降増加が続いていたが、前週である2015年第1週には一旦減少した。第2週には定点当たり報告数は33.28(患者報告数163,716)となり、前週(定点当たり報告数21.46)よりも増加した。都道府県別では宮崎県(76.42)、沖縄県(62.98)、熊本県(57.23)、福岡県(54.29)、長崎県(50.86)、佐賀県(46.36)、大分県(45.88)、静岡県(44.83)、愛知県(44.27)、岡山県(42.99)、香川県(41.08)、山梨県(40.85)、徳島県(40.37)の順となっており、42都府県で前週の報告数よりも増加がみられたが、5道県では前週の報告数よりも減少がみられた。
 全国の保健所地域で警報レベルを超えているのは339箇所(1道1都2府42県)であり、注意報レベルを超えている保健所地域は208箇所(1道1都2府37県)であった。
 定点医療機関からの報告をもとに、定点以外を含む全国の医療機関を、この1週間に受診した患者数を推計すると約206万人(95%信頼区間:194〜219万人)となり、前週の推計値(約139万人)よりも増加した。年齢別では、20代が約30万人、30代が約28万人、40代が約26万人、0〜4歳、5〜9歳、50代、70歳以上がそれぞれ約20万人、10〜14歳が約16万人、60代が約15万人、15〜19歳が約13万人となっている。また、2014年第36週以降これまでの累積の推計受診者数は約624万人となった。
 基幹定点からのインフルエンザ患者の入院報告数は1,763例であり、第1週(1,115例)より増加した。47都道府県から報告があり、年齢別では0歳(114例)、1〜9歳(271例)、10代(49例)、20代(38例)、30代(40例)、40代(40例)、50代(65例)、60代(147例)、70代(298例)、80歳以上(701例)であった。
 国内のインフルエンザウイルスの検出状況をみると、直近の5週間(2014年第50週〜2015年第2週)ではAH3亜型の検出割合が最も多く、次いでB型、AH1pdm09の順となっている。
 詳細は国立感染症研究所ホームページ(http://www.nih.go.jp/niid/ja/flu-map.html)を参照されたい。



詳細     CSV形式


流行レベルマップの見方
     


Copyright ©2004-2008 Infectious Disease Surveillance Center All Rights Reserved.