2015年 第01週 (12月29日〜1月4日) 2015年1月8日現在

 2014/2015年シーズンのインフルエンザの定点当たり報告数は2014年第42週以降増加が続いていたが、2015年第1週の定点当たり報告数は21.46(患者報告数100,117)となり、前週の定点当たり報告数26.63よりも減少した。都道府県別では沖縄県(48.74)、福岡県(44.24)、滋賀県(44.04)、岐阜県(42.15)、秋田県(41.87)、香川県(38.79)、岩手県(34.28)、長崎県(31.96)、大分県(31.41)、福島県(30.91)、愛知県(30.53)の順となっており、24県で前週の報告数よりも増加がみられたが、23都道府県では前週の報告数よりも減少がみられた。
 全国の保健所地域で警報レベルを超えているのは192箇所(1道1都2府36県)であり、注意報レベルを超えている保健所地域は183箇所(1道1都2府41県)であった。
 定点医療機関からの報告をもとに、定点以外を含む全国の医療機関を、この1週間に受診した患者数を推計すると約139万人(95%信頼区間:127〜151万人)となり、前週の推計値(約138万人)よりも増加した。年齢別では、20代が約25万人、30代が約21万人、40代が約19万人、5〜9歳、50代、70歳以上がそれぞれ約12万人、10〜14歳が約11万人、0〜4歳、15〜19歳が約10万人、60代が約8万人となっている。また、2014年第36週以降これまでの累積の推計受診者数は約418万人となった。
 基幹定点からのインフルエンザ患者の入院報告数は1,106例であり、2014年第52週(716例)より増加した。47都道府県から報告があり、年齢別では0歳(90例)、1〜9歳(179例)、10代(44例)、20代(12例)、30代(28例)、40代(23例)、50代(36例)、60代(83例)、70代(184例)、80歳以上(427例)であった。
 国内のインフルエンザウイルスの検出状況をみると、直近の5週間(2014年第49週〜2015年第1週)ではAH3亜型の検出割合が最も多く、次いでB型、AH1pdm09の順となっている。
 詳細は国立感染症研究所ホームページ(http://www.nih.go.jp/niid/ja/flu-map.html)を参照されたい。



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