2014年 第17週 (4月21日〜4月27日) 2014年4月30日現在

 2014年第17週の定点当たり報告数は4.03(患者報告数19,782)となり、前週の定点当たり報告数4.65よりも減少した。都道府県別では山形県(12.85)、福島県(11.71)、岩手県(10.88)、秋田県(10.47)、青森県(9.53)、長野県(9.32)、富山県(8.85)、沖縄県(8.78)、宮城県(8.06)の順となっている。37都道府県で前週の報告数よりも減少がみられ、10県で前週の報告数よりも増加がみられた。
 全国の保健所地域で警報レベルを超えているのは12箇所(10都道府県)と減少し、注意報レベルを超えている保健所地域は29箇所(16道県)となった。
 定点医療機関からの報告をもとに、定点以外を含む全国の医療機関をこの1週間に受診した患者数を推計すると約20万人(95%信頼区間:18〜22万人)となり、前週の推計値(約23万人)よりも減少した。年齢別では、5〜9歳が約4万人、10〜14歳が約3万人、0〜4歳、15〜19歳、30代、40代がそれぞれ約2万人、20代、50代、60代、70歳以上がそれぞれ約1万人の順となっている。また、2013年第36週以降これまでの累積の推計受診者数は約1,543万人となった。
 基幹定点からのインフルエンザ患者の入院報告数は135例であり、第16週(167例)より減少した。32都道府県から報告があり、年齢別では0歳(6例)、1〜9歳(54例)、10代(15例)、20代(4例)、30代(3例)、40代(4例)、50代(4例)、60代(8例)、70代(18例)、80歳以上(19例)であった。
 国内のインフルエンザウイルスの検出状況をみると、AH1pdm09の検出割合が最も多く、次いでB型、AH3亜型の順となっているが、直近の5週間(2014年第13週〜第17週)のインフルエンザウイルスの検出割合はB型、AH1pdm09、AH3亜型の順となっている。詳細は国立感染症研究所ホームページ(http://www.nih.go.jp/niid/ja/iasr-inf.html#graph)を参照されたい。



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