2014年 第14週 (3月31日〜4月6日) 2014年4月9日現在

 2014年第14週の定点当たり報告数は6.13(患者報告数30,290)となり、第10週以降連続して減少が続いている。都道府県別では青森県(12.28)、岩手県(12.27)、福井県(12.16)、山形県(12.08)、沖縄県(10.43)、福島県(9.67)、長野県(9.46)、秋田県(9.24)の順となっている。2週連続して全47都道府県で前週の報告数よりも減少がみられた。
 全国の保健所地域で警報レベルを超えているのは57箇所(26都道府県)と減少し、注意報レベルを超えている保健所地域は15箇所(11道府県)となった。
 定点医療機関からの報告をもとに、定点以外を含む全国の医療機関をこの1週間に受診した患者数を推計すると約33万人(95%信頼区間:29〜36万人)となり、前週の推計値(約68万人)よりも減少した。年齢別では、5〜9歳、30代がそれぞれ約5万人、0〜4歳、40代がそれぞれ約4万人、10〜14歳、20代、50代がそれぞれ約3万人、15〜19歳、60代、70歳以上がそれぞれ約2万人の順となっている。また、2013年第36週以降これまでの累積の推計受診者数は約1,479万人となった。
 基幹定点からのインフルエンザ患者の入院報告数は321例であり、第13週(493例)より減少した。45都道府県から報告があり、年齢別では0歳(17例)、1〜9歳(119例)、10代(15例)、20代(2例)、30代(13例)、40代(6例)、50代(14例)、60代(17例)、70代(40例)、80歳以上(78例)であった。
 国内のインフルエンザウイルスの検出状況をみると、AH1pdm09の検出割合が最も多く、次いでB型、AH3亜型の順となっているが、直近の5週間(2014年第10週〜第14週)のインフルエンザウイルスの検出割合はB型、AH1pdm09、AH3亜型の順となっている。詳細は国立感染症研究所ホームページ(http://www.nih.go.jp/niid/ja/iasr-inf.html#graph)を参照されたい。



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