2014年 第12週 (3月17日〜3月23日) 2014年3月26日現在

 2014年第12週の定点当たり報告数は18.59(患者報告数91,954)となり、3週連続して減少した。都道府県別では福井県(39.97)、岩手県(33.72)、宮城県(29.42)、青森県(27.83)、福島県(27.57)、新潟県(26.30)、長野県(24.55)、石川県(24.54)の順となっている。42都道府県で前週の報告数よりも減少がみられた。
 全国の保健所地域で警報レベルを超えているのは338箇所(46都道府県)と減少し、注意報レベルを超えている保健所地域は138箇所(41都道府県)となった。
 定点医療機関からの報告をもとに、定点以外を含む全国の医療機関をこの1週間に受診した患者数を推計すると約101万人(95%信頼区間:92〜111万人)となり、前週の推計値(約114万人)よりも減少した。年齢別では、5〜9歳が約27万人、10〜14歳が約18万人、0〜4歳が約13万人、30代、40代がそれぞれ約9万人、20代、50代がそれぞれ約6万人、15〜19歳が約5万人、60代、70歳以上がそれぞれ約4万人の順となっている。また、2013年第36週以降これまでの累積の推計受診者数は約1378万人となった。
 基幹定点からのインフルエンザ患者の入院報告数は502例であり、第11週(598例)より減少した。全47都道府県から報告があり、年齢別では0歳(26例)、1〜9歳(200例)、10代(43例)、30代(13例)、40代(11例)、50代(13例)、60代(48例)、70代(59例)、80歳以上(89例)であった。
 国内のインフルエンザウイルスの検出状況をみると、AH1pdm09の検出割合が最も多く、次いでB型、AH3亜型の順となっている。詳細は国立感染症研究所ホームページ(http://www.nih.go.jp/niid/ja/iasr-inf.html#graph)を参照されたい。



詳細     CSV形式


流行レベルマップの見方
     


Copyright ©2004-2008 Infectious Disease Surveillance Center All Rights Reserved.