2014年 第09週 (2月24日〜3月2日) 2014年3月5日現在

 2013/2014年シーズンのインフルエンザの定点当たり報告数は、2014年第5週をピークとして、第6週以降3週連続して減少したが、第9週の定点当たり報告数は28.44(患者報告数140,739)となり、前週の報告数(定点当たり報告数27.36)よりも増加した。
 都道府県別では福井県(51.66)、大分県(42.14)、福岡県(41.56)、宮崎県(38.31)、三重県(37.96)、新潟県(36.98)、長崎県(36.89)、北海道(36.14)の順となっている。34都府県で前週の報告数よりも増加がみられた。
 全国の保健所地域で警報レベルを超えているのは345箇所(全47都道府県)と増加し、注意報レベルを超えている保健所地域は171箇所(38都道府県)となった。
 定点医療機関からの報告をもとに、定点以外を含む全国の医療機関をこの1週間に受診した患者数を推計すると約143万人(95%信頼区間:131〜156万人)となり、前週の推計値(約138万人)よりも増加した。年齢別では、5〜9歳が約38万人、10〜14歳が約24万人、0〜4歳が約18万人、30代が約15万人、40代が約13万人、20代が約9万人、50代が約8万人、15〜19歳、60代、70歳以上がそれぞれ約6万人の順となっている。また、2013年第36週以降これまでの累積の推計受診者数は約1048万人となった。
 基幹定点からのインフルエンザ患者の入院報告数は851例であり、第8週(725例)より増加した。全47都道府県から報告があり、年齢別では0歳(55例)、1〜9歳(287例)、10代(57例)、20代(22例)、30代(19例)、40代(24例)、50代(52例)、60代(80例)、70代(110例)、80歳以上(145例)であった。
 国内のインフルエンザウイルスの検出状況をみると、直近の5週間(2014年第5週〜第9週)ではAH1pdm09の検出割合が最も多く、次いでB型、AH3亜型の順となっている。詳細は国立感染症研究所ホームページ(http://www.nih.go.jp/niid/ja/iasr-inf.html#graph)を参照されたい。



詳細     CSV形式


流行レベルマップの見方
     


Copyright ©2004-2008 Infectious Disease Surveillance Center All Rights Reserved.