2014年 第07週 (2月10日〜2月16日) 2014年2月19日現在

 2014年第7週の定点当たり報告数は28.18(患者報告数139,162)となり、第5週の定点当たり報告数34.44をピークとして2週連続で減少した。
 都道府県別では大分県(50.21)、北海道(42.60)、福岡県(40.30)、愛知県(36.74)、福井県(36.50)、青森県(35.63)、三重県(33.99)、群馬県(33.67)、沖縄県(33.57)、埼玉県(33.30)の順となっている。29都府県で前週の報告数よりも減少がみられた。
 全国の保健所地域で警報レベルを超えているのは310箇所(42都道府県)と増加し、注意報レベルを超えている保健所地域は207箇所(43都道府県)となった。
 定点医療機関からの報告をもとに、定点以外を含む全国の医療機関をこの1週間に受診した患者数を推計すると約147万人(95%信頼区間:135〜159万人)となり、前週の推計値(約158万人)よりも減少した。年齢別では、5〜9歳が約35万人、10〜14歳が約24万人、0〜4歳が約19万人、30代が約17万人、40代が約15万人、20代が約10万人、50代が約9万人、15〜19歳が約7万人、60代が約6万人、70歳以上が約5万人の順となっている。また、2013年第36週以降これまでの累積の推計受診者数は約767万人となった。
 基幹定点からのインフルエンザ患者の入院報告数は793例であり、第6週(928例)より減少した。全47都道府県から報告があり、年齢別では0歳(61例)、1〜9歳(298例)、10代(47例)、20代(11例)、30代(13例)、40代(16例)、50代(30例)、60代(73例)、70代(112例)、80歳以上(132例)であった。
 国内のインフルエンザウイルスの検出状況をみると、直近の5週間(2014年第3週〜第7週)ではAH1pdm09の検出割合が最も多く、次いでB型、AH3亜型の順となっている。詳細は国立感染症研究所ホームページ(http://www.nih.go.jp/niid/ja/iasr-inf.html#graph)を参照されたい。



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