2014年 第03週 (1月13日〜1月19日) 2014年1月22日現在

 2013/2014年シーズンのインフルエンザの定点当たり報告数は2013年第43週以降増加が続いている。2014年第3週の定点当たり報告数は11.78(患者報告数58,233)となり、前週の報告数(定点当たり報告数5.51)よりも大きく増加した。都道府県別では沖縄県(36.74)、宮崎県(19.58)、岐阜県(19.13)、大分県(17.57)、福岡県(16.31)、熊本県(16.03)、佐賀県(15.00)、滋賀県(14.66)、大阪府(14.23)、愛知県(14.18)の順となっており、第3週も全47都道府県で増加がみられた。
 全国の保健所地域で警報レベルを超えているのは13箇所(沖縄県4、大阪府2、熊本県2、岐阜県1、静岡県1、愛知県1、福岡県1、宮崎県1)、注意報レベルを超えている保健所地域は272箇所(44都道府県)と共に増加した。
 定点医療機関からの報告をもとに、定点以外を含む全国の医療機関をこの1週間に受診した患者数を推計すると約66万人(95%信頼区間:62〜71万人)となり、5〜9歳が約12万人、30代が約10万人、0〜4歳が約9万人、40代が約8万人、10〜14歳、20代がそれぞれ約7万人、50代が約5万人、15〜19歳が約4万人、60代が約3万人、70歳以上が約2万人の順となっている。
 基幹定点からのインフルエンザ患者の入院報告数は515例であり、第2週(303例)より増加した。45都道府県から報告があり、年齢別では0歳(51例)、1〜9歳(162例)、10代(19例)、20代(9例)、30代(11例)、40代(17例)、50代(30例)、60代(48例)、70代(76例)、80歳以上(92例)であった。
 2013年第36週以降これまでの国内のインフルエンザウイルスの検出状況をみると、AH3亜型(A香港型)の割合が最も多く、次いでAH1pdm09、B型の順で検出されている一方で、直近の5週間(2013年第51週〜2014年第3週)ではAH1pdm09の検出割合が最も多くなっている。詳細は国立感染症研究所感染症疫学センターホームページ(http://www.nih.go.jp/niid/ja/iasr-inf.html#graph)を参照されたい。



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