2014年 第02週 (1月6日〜1月12日) 2014年1月15日現在

 2013/2014年シーズンのインフルエンザの定点当たり報告数は2013年第43週以降増加が続いている。2014年第2週の定点当たり報告数は5.51(患者報告数27,100)となった。都道府県別では沖縄県(19.90)、鹿児島県(9.28)、岐阜県(8.91)、高知県(8.71)、和歌山県(8.10)、熊本県(8.06)、大分県(7.81)、宮崎県(7.66)、佐賀県(7.64)、静岡県(7.27)の順となっており、全47都道府県で増加がみられた。
 定点医療機関からの報告をもとに、定点以外を含む全国の医療機関をこの1週間に受診した患者数を推計すると約34万人(95%信頼区間:31万人〜36万人)となり、30代が約6万人、20代、40代がそれぞれ約5万人、0〜4歳、5〜9歳がそれぞれ約4万人、50代が約3万人、10〜14歳、15〜19歳、60代、70歳以上がそれぞれ約2万人の順となっている。
 全国の保健所地域で警報レベルを超えているのは2箇所(大阪府1、沖縄県1)、注意報レベルを超えている保健所地域は53箇所(23道府県)と共に増加した。
 基幹定点からのインフルエンザ患者の入院報告数は292例であり、2014年第1週(164例)より増加した。46都道府県から報告があり、年齢別では0歳(17例)、1〜9歳(93例)、10代(9例)、20代(4例)、30代(5例)、40代(9例)、50代(14例)、60代(33例)、70代(46例)、80歳以上(62例)であった。
 2013年第36〜2014年第1週の18週間では、インフルエンザウイルスの検出は、AH3亜型(A香港型)の割合が最も多く、次いでAH1pdm09、B型の順となっている。詳細は国立感染症研究所感染症疫学センターホームページ(http://www.nih.go.jp/niid/ja/iasr-inf.html#graph)を参照されたい。



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