2013年 第20週 (5月13日〜5月19日) 2013年5月22日現在

 2013年第20週の定点当たり報告数は1.87(患者報告数9,221)となり、前週の定点あたり報告数1.91よりも減少した。
 定点医療機関からの報告をもとに、定点以外を含む全国の医療機関をこの1週間に受診した患者数を推計すると約10万人(95%信頼区間:9万人〜11万人)で減少した。年齢群別では5〜9歳が3万人、10〜14歳が2万人となっている。また、2012年第36週以降これまでの累積の推計受診者数は約1,364万人(95%信頼区間:1,333万人〜1,395万人)であった。
 都道府県別では富山県(6.69)、宮崎県(5.58)、福井県(3.97)、石川県(3.75)、佐賀県(3.74)、青森県(3.59)の順となっている。富山県の定点あたり報告数は2以上増加したほか、19都府県で前週の定点あたり報告数より微増した。
 全国の保健所地域で警報レベルを超えているのは1箇所(宮崎県)で、同県内にて前週より減少した。保健所地域で注意報レベルのみを超えているのは3箇所(富山県、長野県、大阪府)であった。
 2013年第15週から第19週の国内のインフルエンザウイルスの検出状況をみると、B型が最も多く検出されており、次いでAH3亜型、AH1pdm09の順となっている。詳細は感染症疫学センターホームページ(http://www.nih.go.jp/niid/ja/iasr-inf.html#graph)を参照されたい。



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