2012年 第20週 (5月14日〜5月20日) 2012年5月23日現在

 2012年第20週の定点当たり報告数は0.56(患者報告数2,743)となり、第6週以降減少が続いている。都道府県別では沖縄県(6.83)、青森県(2.58)、福井県(1.81)、熊本県(1.66)、鳥取県(1.45)の順となっている。石川県、山梨県、和歌山県、広島県を除く43都道府県で減少がみられた。
 定点医療機関からの報告をもとに、定点以外を含む全国の医療機関をこの1週間に受診した患者数を推計すると約3万人(95%信頼区間:2万人〜4万人)と第6週以降減少が続いている。また、2011年第36週以降これまでの累積の推計受診者数は約1,656万人(95%信頼区間:1,614万人〜1,698万人)となった。
 全国の保健所地域で警報レベル、注意報レベルを超えているところは0箇所となった。
 2012年第15〜第19週の5週間では、インフルエンザウイルスはB型が最も多く検出されており、次いでAH3亜型、AH1pdm09の順となっている。詳細は感染症情報センターホームページ(http://www.nih.go.jp/niid/ja/iasr-inf.html)を参照されたい。
 インフルエンザの定点当たり報告数は第19週に1.00を下回って以降更に減少が続いており、また2010年第48週以降24週間継続して国内で出現していた警報、注意報は全て消失した。次週も、今週と同様に警報レベル、注意報レベルを超えている保健所地域が0であることが確認された場合には、今シーズンのインフルエンザ流行レベルマップは終了とする予定である。



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流行レベルマップの見方
     


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