2009年 第38週 (9月14日〜9月20日) 2009年9月25日現在

 インフルエンザの定点当たり報告数は2009年第28週以降増加が続いており、第38週は4.95(患者報告数23,275)と前週の値(定点当たり報告数3.21)よりも大きく増加した。定点医療機関からの報告数をもとに、定点以外を含む全国の医療機関を1週間に受診した患者数を推計すると約27万人となった。都道府県別では沖縄県(12.52)、東京都(10.24)、大阪府(9.21)、北海道(8.21)、千葉県(7.31)、兵庫県(7.15)、神奈川県(7.09)、宮城県(7.07)、福岡県(6.99)、埼玉県(6.83)、長崎県(5.99)、愛知県(5.81)の順となっている。沖縄県は減少が続いているが、北海道、宮城県、首都圏、愛知県、大阪府、兵庫県、福岡県等の大都市圏を中心に大きく増加している
 警報レベルを超えている保健所地域は4箇所(大阪府1、沖縄県3)と横ばいであったが、注意報レベルのみを超えている保健所地域は63箇所(東京都15、大阪12を含む18都道府県)に増加した。
 インフルエンザの報告数が増加し始めた第28週以降、検出されているインフルエンザウイルスの殆どが新型インフルエンザウイルスAH1pdmである状態が続いており(感染症情報センターホームページ:http://idsc.nih.go.jp/iasr/prompt/graph/sinin1.gif参照)、最近の発生患者の殆どが新型インフルエンザに罹患しているものと推定される。



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