2009年 第36週 (8月31日〜9月6日) 2009年9月9日現在

 インフルエンザの定点当たり報告数は2009年第28週以降増加が続いており、第36週は2.62(患者報告数12,515)となり、2週連続して小さな増加にとどまった。定点医療機関からの報告数をもとに、定点以外を含む全国の医療機関を1週間に受診した患者数を推計すると約15万人となった。都道府県別では沖縄県(22.66)、大阪府(4.26)、宮城県(3.85)、東京都(3.66)、福岡県(3.58)、北海道(3.53)、京都府(3.19)、千葉県(3.00)、高知県(2.81)、長崎県(2.73)の順となっている。前週に引き続いて、沖縄県の報告数は大きく減少したが、青森県、岡山県、山口県、愛媛県を除く43都道府県では定点当たり報告数が1.00を超えている。
 警報レベルを超えている保健所地域は4箇所(沖縄県4)、注意報レベルのみを超えている保健所地域は6箇所(宮城県1、京都府1、大阪府2、福岡県1、沖縄県1)であった。また47都道府県の399保健所地域で定点当たり報告数が1.00を超えている。
 インフルエンザの報告数が増加し始めた第28週以降、検出されているインフルエンザウイルスの殆どが新型インフルエンザウイルスAH1pdmである状態が続いており(感染症情報センターホームページ:http://idsc.nih.go.jp/iasr/prompt/graph/sinin1.gif参照)、最近の発生患者の殆どが新型インフルエンザに罹患しているものと推定される。





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