2009年 第35週 (8月24日〜8月30日) 2009年9月2日現在

 インフルエンザの定点当たり報告数は2009年第28週以降増加が続いており、第35週は2.52(患者報告数12,007)となり、前週の報告数(定点当たり報告数2.47、患者報告数11,636)と比べると小さな増加にとどまっている。定点医療機関からの報告数をもとに、定点以外を含む全国の医療機関を1週間に受診した患者数を推計すると約14万人となった。都道府県別では沖縄県(36.00)、大分県(3.72)、大阪府(3.08)、福岡県(3.08)、東京都(3.01)、高知県(3.00)、千葉県(2.95)、埼玉県(2.60)、熊本県(2.35)、愛知県(2.34)の順となっている。沖縄県の報告数は大きく減少したが、青森県、栃木県、和歌山県を除く44都道府県で定点当たり報告数が1.00を超えている。
 警報レベルを超えている保健所地域は4箇所(沖縄県4)、注意報レベルのみを超えている保健所地域は5箇所(大阪府1、福岡県2、沖縄県2)であった。また47都道府県の409保健所地域で定点当たり報告数が1.00を超えている。
 インフルエンザの報告数が増加し始めた第28週以降、検出されているインフルエンザウイルスの殆どが新型インフルエンザウイルスAH1pdmである状態が続いており(感染症情報センターホームページ:http://idsc.nih.go.jp/iasr/prompt/graph/sinin1.gif参照)、最近の発生患者の殆どが新型インフルエンザに罹患しているものと推定される。



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