第20週は保健所地域でみると、注意報レベルのみを超えている地域は、前週はゼロであったものが再び増加して5地域となり、警報レベルを超えているのは1地域のままである。管内に注意報レベル、警報レベルのいずれかが超えている地域が存在するのは島根県、北海道、鳥取県、沖縄県の4道県となり、前週よりも増加した。全国のインフルエンザ定点当たりの報告数が1.0以下であることには変わりがないが、一部の地域ではまだインフルエンザの発生が増加しているところがあり、引き続き経過観察が必要である。 現在までに分離が報告されたインフルエンザウイルスは、AH1型179件、AH3型2159件、B型3190件で、B型が全分離報告数の約58%を占めている。 |