第11週は保健所地域でみると、注意報レベルのみを超えているのが29地域であり、警報レベルを超えているのは507となり、第4週以降増加し続けていた警報地域は初めて減少した。全ての都道府県(47都道府県)の管内に警報レベルを超えた保健所が存在している状態は継続しているが(下の地図を参照)、第10週でインフルエンザの定点当たり報告数が減少に転じたことからも、今シーズンの流行のピークは過ぎ去りつつあるものと考えられる。 現在までに分離が報告されたインフルエンザウイルスは、AH1型146件、AH3型1111件、B型1945件で、B型が全分離報告数の約61%を占めている。 |